食中毒にはどんな種類について

「食中毒にはどんな種類について」

食中毒とは、「食品を摂ることによって起こる急性胃腸炎を主とした健康障害」
のこと。

その原因は
1.食品中に混入した細菌。

2.メタノールやヒ素などの化学物質による。

3.フグや毒きのこなどの自然毒。

などがあります。
この中で食中毒全体の90パーセント近くを占めているのが1.の細菌性食中毒です

細菌性食中毒は高温・多湿になる6~10月に多く発生するのが特徴で、発生のメカ
ニズムの違いから、大きく2つに分かれます。

・感染型
 食品の中で一定の数以上増えた細菌が、消化管内で定着・増殖して急性胃腸炎
症状などを起こす。
原因菌としてはサルモネラ菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクター
菌などがある。

・毒素型
 食品中の細菌が作り出す一定量以上の「毒素」によって発症する。
食品内で毒素が産生される場合(食物内毒素のボツリヌス菌、ブドウ球菌)と、
消化管内で毒素が産生される場合(O(オー)157などの生体内毒素)がある。