水虫の原因について

「水虫の原因について」

カビの一種「白癬菌」が皮膚に潜伏するため、
水虫の原因は、カビの一種である「白癬菌」です。

白癬菌には、人から人に伝染するヒト好性菌と、
土の中に棲息する土壌好性菌、
イヌやネコなどの動物の毛に棲息する動物好性菌があります。
水虫の90パーセントはヒト好性菌による感染です。

人の角質(アカ)、毛、爪には、タンパク質の一種であるケラチンが含まれています。
白癬菌は、このケラチンが大好物なのです。
白癬菌がすみついた角質、毛、爪が体から落ち、それを媒介として感染していきます。
バスマット、スリッパ、畳、じゅうたんなどを感染経路とするのはそのためです。
ただ、白癬菌に触れただけですぐに感染するわけではありません。

白癬菌は皮膚の最も外側にある表皮の中の「角質層(ケラチン)」に寄生しますが、
角質層の中に入るまでに2~3日はかかります。
角質層の中に入った場合、高温多湿( 気温18度以上、湿度80パーセント以上)という環境になったときに増殖を始めるのです。