水虫の症状について
「水虫の症状について」
水虫の症状は、足の部位や症状によって4つに分けられます。
・趾間型
指と指の間(趾間)の皮がむける、皮膚が白くふやける
・小水疱型
土踏まずや足の側面に小さな水ぶくれができる
・角質増殖型
かかとを中心として足全体の皮膚が厚くなり、ひび割れを起こす
・爪白癬
爪に白癬菌が侵入し、黄白色に変色する
趾間型や小水疱型は強いかゆみがあるのが特徴ですが、
角質増殖型にはほとんどかゆみがありません。
しかし、かゆみのない角質増殖型のほうが、実は重症なのです。
反対に、かゆみがある水虫は初期段階であり、対処しやすいのが特徴です。
「かゆみや見た目の悪さだけなら我慢すればいい」と軽く考える人もいるかもしれません。
しかし、水虫は皮膚が損傷している状態であり、患部からブドウ球菌などの化膿菌が入ると、足が腫れ、激しい痛みにより歩行困難になるケースもあります。
特に注意が必要なのは糖尿病の人で、水虫の疾患部から化膿菌が入り、足の壊疽が起こって切断しなければならないこともあります。
このようなケースは頻繁にあるわけではありませんが、
「たかが水虫」と思わないことが大切です。