膝の痛みについて

「膝の痛みについて」

中高年のほとんどが変形性膝関節症です。
年齢を重ねるにつれ、膝の痛みを訴える人が多くなります。
中高年の膝が痛くなる病気で圧倒的に多いのが「変形性膝関節症」です。

男性よりも女性に多く、40歳代以降、年齢とともに増えます。
ほかに、膝の痛みは慢性関節リウマチ、痛風(つうふう)、スポーツや事故による外傷などでも起こり、
これらが変形性膝関節症の要因になることもあります。

しかし、変形性膝関節症は年を取ったら必ず発症する、悪化するという病気ではありません。
正しい知識を持ち、適切な治療をすれば、進行を最小限に抑え、症状を軽くすることが可能です。

自分の膝の痛みの特徴を知ることは、状態を知る手がかりになり、診察を受ける際にも役立ちます。
膝の痛みは歩いているとき、階段を上り下りするとき、正座をするときなど、さまざまな状況によって起こります。
変形性膝関節症は、このように膝に体重がかかるときに痛み、初期の段階であれば、安静にすると痛みは治まります。

しかし、慢性関節リウマチや痛風などは、膝を動かさずに安静にしていても痛むという特徴があります。